1、ダイエットの仕組み
消費エネルギーと摂取エネルギー
特に運動をしなくても、日常生活で消費されるエネルギー量を
”基礎代謝量”と呼びます。
基礎代謝量は体重、年齢、性別によって異なります。
ダイエットを行う時には、
「基礎代謝量+運動消費エネルギー」>「摂取エネルギー」
という式が常時成り立つようにしなければなりません。
(消費エネルギーが摂取エネルギーより大きい状態。)
例えば、摂取エネルギー量が消費エネルギー量より多い場合
基礎代謝量が2,700kcal、運動消費エネルギー量が100kcal、
摂取エネルギー量が3,000kcalの場合、
3,000 - 2,700 - 100 = 200 kcal
この消費しきれない200kcalのエネルギーが脂肪となります。
逆に、摂取エネルギーが消費エネルギーより少ない場合には、
基礎代謝量が2,700kcal、運動消費エネルギー量が500kcal、
摂取エネルギー量が3,000kcalの場合、
3,000 - 2,700 - 500 = -200 kcal
200kcal分のエネルギーが脂肪から消費されます。
エネルギー欠乏症に注意
エネルギー摂取量が基礎代謝量を下回り過ぎると危険です。
エネルギー欠乏症(*1)と言う症状に陥りかねません。
基礎代謝量付近まではエネルギーを摂取し、運動によるエネルギーの消費を増やして脂肪を燃焼させる様にしましょう。
基礎代謝量、摂取エネルギーなどの計算はダイエットの方法のページで詳しく説明いたします。
*1 エネルギー欠乏症:
エネルギー摂取が少ない状態が続いた時に起こる症状です。
無力感、思考力低下、発達障害、貧血、肝障害、抵抗力の減衰、皮膚の乾燥、消化機能の低下、基礎代謝の低下、基礎代謝の低下などの症状が現れます。
特に、基礎代謝の低下はエネルギー消費の低下を意味します。
極度な食事制限は、逆にダイエット効率が落ちる悪循環に陥りますので注意が必要です。
2016/05/24